外壁塗装の耐候性と期待耐用年数について知ろう!
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こんにちは!
最近天候が崩れがちですね。
季節の変わり目なのかなと思いながら今日も頑張っていきます
外壁塗装を検討している方にとって、「この塗料はどれくらいもつのだろう?」という疑問はとても重要です。
塗り替えのタイミングを知ることは、家のメンテナンス計画を立てるうえでも欠かせません。
今回は、外壁塗装の「耐候性」や「期待耐用年数」について、わかりやすく解説していきます!
塗料選びの参考にしていただければ幸いです。
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耐候性って何?耐久性とは違うの?
まずは「耐候性」という言葉の意味からおさらいしましょう。
耐候性とは、日本産業規格(JIS規格)によると、「材料を光、風、雨などの屋外条件下で暴露した場合の耐久性」のことを指します。
つまり、屋外で使用される建築用塗料がどれだけ環境の影響に耐えられるかを示す指標です。
一方で「耐久性」はもっと広い意味を持ち、素材そのものの寿命や性能全般を指します。
外壁塗料の場合、耐候性が特に重要な要素となるんです。
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塗料を劣化させる原因って?
塗料が劣化する主な原因は以下の通りです:
– 紫外線:太陽光の紫外線は塗膜を傷め、色あせやチョーキング(白い粉が表面に出る現象)を引き起こします。
– 温度・湿度:気温や湿度の変化は塗膜にストレスを与えます。
– 降雨:雨水が塗料に浸透し、劣化を促進します。
– 大気汚染物質:排気ガスや塩害なども塗料の寿命を縮める要因です。
これらの影響をどれだけ防げるかが塗料の性能を左右します。
耐候性試験ってどんなことをするの?
耐候性を評価するためには試験が必要です。ここでは主な試験方法をご紹介します:
屋外暴露試験
実際に試験体を屋外に設置し、自然環境下でどのように劣化するかを観察する方法です。例えば、千葉県銚子市(標準的な気候)、沖縄県宮古島(高温多湿・塩害)、北海道旭川市(低温・積雪)などの地域で行われます。
サンシャインウェザーメーター(SWOM)
60年以上の歴史がある試験方法で、人工的に太陽光や雨などを再現して劣化を促進します。促進倍率は屋外暴露試験の数倍~十数倍程度です。
キセノンランプ(XWOM)
自然光に最も近い光源を使用し、屋外暴露試験の10~30倍程度の促進倍率で試験します。JIS規格にも採用されている信頼性の高い方法です。
メタルハライドランプ(SUV)
促進倍率が非常に高く、100倍以上になることもあります。高耐候性塗料向けの試験に適していますが、試験品質にばらつきが出やすい点もあります。
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期待耐用年数ってどうやって出すの?
カタログなどでよく目にする「期待耐用年数」はどのように算出されるのでしょうか?
例えば、スーパーUVテスターという試験機の場合、40時間の試験結果を屋外暴露1年分と換算します。この結果から以下のような計算ができます:
– シリコン塗料:400時間 ÷ 40時間 = **10年**
– フッ素塗料:600時間 ÷ 40時間 = **15年**
この数字はあくまで目安であり、実際の環境条件や施工方法によって変わることを忘れないでください。
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期待耐用年数には注意が必要!
期待耐用年数は参考値であり、保証値ではありません。例えば、自動車のカタログ燃費のようなもので、実際には使用環境や条件によって大きく異なることがあります。
また、試験設定や促進倍率がメーカーごとに異なるため、単純に比較することは難しいです。
そのため、「この塗料は何年もつ」と断言するよりも、「目安としてこれくらい」と考えるほうが現実的ですね。
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塗り替え時期はどう考えるべき?
期待耐用年数が過ぎたからといってすぐに塗り替えが必要になるわけではありません。ライフプランや他の修繕計画と合わせて総合的に判断することがおすすめです。また、定期的な点検を行い、劣化具合を確認しておくと安心ですね。
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まとめ
外壁塗装の耐候性や期待耐用年数について解説してきました。塗料選びは家を守るためにとても重要なポイントです。今回ご紹介した内容を参考に、ご自身の住環境や予算に合った選択をしてくださいね!
もし具体的なご相談があれば、お気軽にマイペイントへお問い合わせください。きっとあなたのお家にぴったりな提案をさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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