他にはない塗料

最近の現場で使用させていただくことが多くなりはじめました。
油性と水性の良さを兼ね備えた新しい塗料です
水溶性溶剤がかなえる安全な低VOC塗料
「塗料」と聞くと、シンナーのようなツンとくる匂いを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。その匂いの正体は、塗料を溶かすために使われる有機溶剤。でも、この有機溶剤、実は人体や環境に悪影響を及ぼす可能性のある物質、**VOC(揮発性有機化合物)**を含んでいることがあります。
健康や環境への配慮から、VOCの排出を抑えた「低VOC塗料」が注目されていますが、油性塗料の持つ「強さ」や「耐久性」を犠牲にすることなく、安全で環境にやさしい塗料を作ることは難しいとされてきました。
水溶性溶剤が起こすイノベーション
そんな課題を解決するのが、水溶性溶剤です。
水溶性溶剤と水を組み合わせることで、油性塗料の優れた点を保ちながら、VOCを大幅に削減した塗料が開発されています。
たとえば、油性塗料(弱溶剤塗料)に一般的に含まれるキシレンやエチルベンゼンといったVOC。これらは日本塗料工業会が定めるVOCリストにも記載されている物質ですが、水溶性溶剤を使った塗料には含まれていません。これにより、塗装時の匂いが少なくなるだけでなく、シックハウス症候群の原因物質を減らすことにもつながります。
水性と油性のハイブリッド
水溶性溶剤塗料は、水性塗料と油性塗料の「いいとこ取り」をした、まさにハイブリッドな存在です。
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水性塗料のメリット:水で希釈できるため安全で、匂いが少ない。
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油性塗料のメリット:密着性が高く、耐久性に優れている。
これまでの塗料は、どちらかのメリットを優先すると、もう一方のデメリットを受け入れる必要がありました。しかし、複数の水溶性溶剤を組み合わせることで、水溶性溶剤塗料は両方のメリットを兼ね備えることに成功。安全性と高性能を両立させた、画期的な塗料が誕生したのです。
安全で人にも環境にもやさしく、それでいて高性能。そんな「いいとこ取り」の塗料が、私たちの暮らしをより豊かに、そして安全なものにしてくれるかもしれません。
気になる方はぜひマイペイントにお問い合わせください。

